JJでございます。
コンビニって便利ですよね、いろんな意味で。
お出掛けして、駐車場がない時にコンビニにちょっと駐車して
用事を済ませる事は皆さまにも経験があると思います。
短時間の駐車や、お店に駐車の許可をとっていれば、
他のコンビニ利用客にも迷惑がかからず、
コンビニのスタッフさんも、
長時間無断迷惑駐車のナンバーチェックとか
余計な仕事が増えなくて良いと思います。
ある初秋の日曜日の夕刻6時頃に、当店に
某保険会社から電話がありました。
当店の敷地内の駐車場に駐車していた方が、
車に傷をつけられたので、保険会社に連絡があったそうです。
確認したいので、防犯カメラを見せてほしいとのことでしたが、
基本的に、当時は防犯カメラは犯罪に関与する事案でなければ
外部の方に見せることは禁止されていたので、
事件があれば、担当SVに連絡して許可を取ってから、
警察に来てもらっていました。
保険会社の話では、保険加入者が当店に駐車している間に
車に傷をつけられたので、保険で修理したいとのことですが、
保険加入者に該当するお客のお話が曖昧で、
いつごろ、駐車しているかもはっきりと解らないといい、
保険会社の方も対応に困っているようでした。
保険会社の担当者が、もう一度、保険加入者に詳しい事情を確認するとのことで
電話を切ったあと、私がカメラをチェックすると、
当日は、1台だけ朝から店の入り口近くに
長時間駐車をしている青い車がありました。
昼頃に、当店クルーが確認して、
”無断駐車お断り”
の注意の紙をワイパーにはさんでいました。
私がカメラをチェックしていると、近隣の警察署のパトカーが来て、
担当警官が2人、入店しました。
警察署に、先ほどの保険加入者が当店で車に傷をつけられたので、
被害届を出したい、犯人を捜してほしいと電話がかかってきたようでした。
こちらも、保険会社との電話では、
どのお客様の車か確定できず、困惑していたのですが、
警察の方が該当車のナンバーを教えてくれたので、
先ほどの青い車をチェックするとナンバーが一致しました。
該当の青い車は、朝の7時に当店の入り口横西側駐車場に車を停めて
運転していた若い男性は、店に入らずに東の方向へ歩いて消えてゆきました。
そして、夕方の4時すぎまでずっと駐車していました。
4時過ぎに戻ってきて、店に入らずに出庫していました。
その際に、当店のクルーがワイパーに挟んだ”無断駐車お断り”の紙を
ぐしゃぐしゃにして、駐車場に捨てていきました。
約9時間の無断駐車です。
警官2人は
「あーこれはないわー。
勝手に長時間、無断駐車しとって
傷つけられたとか、
こいつ、おかしいんかな。」
ずっと、防犯カメラの映像を見ましたが、
誰も、該当車に近寄っておらず、
当店利用のお客様、当店クルーの嫌疑は晴れました。
「店長、すみません。
これは、被害届とかありえんし、
反対に、迷惑駐車で訴えたら?」
と言って帰られました。
そして、1時間ほどしてから、
無断駐車した青い車の男性から店に電話がありました。
無断駐車男:「あのーすみません、今日そちらの店に車を停めてた者なんですけど、
店長さん、いますか?」
JJ:「私が店長ですけど。」
無断駐車男:「えっ、女の店長。」
なんや、こいつ、喧嘩売っとんのか?
JJ:「今日、長時間当店の敷地内に無断で駐車されて、
当店のお客様とクルーに車に傷つけられたって、
警察来ましたけど、
一体、どういう事なんですかね。」
無断駐車男:「いや、すみません、違うんです。
ごめんなさい。
帰ってきたら、車に傷ついてて、
気が動転して保険会社に電話したら、
修理のお金もらうのに、被害届出さなきゃいけないって言われて
コンビニでやられたって言ってしまったんです。
でも、さっき、警察から電話があって
被害届だせないって言われて。
あと、無断駐車の方が迷惑で、
自分が悪いから、店に謝った方がいいっていうから、
電話しました。」
ふーん。
JJ:「そもそも、今日、日曜日ですよね。
あなた、うちに朝早くから夕方まで勝手に車置いてどこに行ってたんですか?」
日曜日は近隣の事業所・工場はほとんどが休日で当店は
港へ向かう客が来店するだけで、無断駐車する客はほとんどいませんでした。
無断駐車男:「僕、隣の市の市役所職員なんですけど、
今日、○○(近くのイベント会場)で、資格試験の講習があって、
コンビニで車置けそうなとこ探したらそこだったんで
車置きました。」
以前にも書きましたが、当店は23台ほど車が置ける広い敷地でした。
ふーん。
JJ:「うちの駐車場、結構広いよね、
店の裏手とか大型車とか置けるんだよね。
なんで、店の入り口近くに長時間置いたの?
他のお客さまに迷惑なんだけど。」
無断駐車男:「朝、そこしか空いてなかったんです。
すみません。
でも、本当に、傷がついてて
絶対、コンビニでついたとしか思えないんです。
警察はカメラ見て、誰も自分の車に近寄ってないっていってたけど、
本当ですか?」
はあ?まだ言う?
JJ:「資格試験の講習って、あなた、ひとりが参加されたんですか。」
無断駐車男:「いえ、違います。同僚も数人、一緒でした。」
JJ:「その方たちは、どちらに車を置かれてたんですか?
会場の○○って駐車場ないですよね。」
無断駐車男:「はい、同僚は電車と徒歩で。」
JJ:「あなただけが、自家用車ですか?」
無断駐車男:「はい、実は上司から公共の交通手段で行くように指示があったんですけど、
面倒だったんで、あと、講習は午前中だけだったんで
ちょっとだけだったらいいかなと思って。」
JJ:「えっ、講習は午前中で終わったんですか?
あなたが、車取りに来たのって、夕方の4時過ぎですよね。
一体、どこで何してたんですか?」
無断駐車男:「講習終わった後、電車乗って同僚とごはん食べにいって
遊んでました。
講習行かなかったら、傷つけられることなかったのにー。
悔しいです。」
電車乗るんなら、最初から電車で来いよ。
JJ:「あなた、さっきから、うちのコンビニで傷つけられたって
何回も言ってますけど、誰もあなたの車に近寄ってないですよ。
うちに来る前に傷ついてたんじゃないですか?
うちのお客様とクルーに失礼じゃないですか!
警察もきてカメラ確認してくれたんですけど。」
無断駐車男:「いや、絶対コンビニに犯人がいるんです!
犯人、かばってるんじゃないですか?」
上等じゃ、こら!
キレました。
こういう、被害妄想強めな自分愛が強い人っているよね。
JJ:「じゃあ、うちが迷惑駐車で被害届出します。
あなたを講習に行かせた上司から連絡もらえますか?
明日、出勤したら、上司に報告して連絡ください。
警察にも記録が残ってるんで、
上司から連絡ないと警察行きます。」
と言って、電話を切ってやりました。
翌日、9時過ぎに上司から平謝りで電話がありました。
上司:「この度はA(無断駐車男)がご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。
あれほど、公共の交通機関を利用しろと、厳しく言ったんですけど。」
JJ:「いやいや、長時間駐車はもちろんですが、車に傷つけられたって
警察まできたんですよ。
当店利用のお客様かクルーが犯人だって
思いこんでらっしゃるみたいなんですけど。
ちょっとおかしくないですか?」
上司:「えっ、それは聞いてなくて。」
JJ:「勝手に、朝から晩まで無断駐車しておきながら、
車に傷つけられたって保険会社と警察に連絡して
防犯カメラまで調べて、結局、潔白だったんですけど。
長時間駐車のことしか聞いてないんですかね。」
上司:「いや、午前中3時間駐車したら、コンビニの人が
怒ってるんで私から謝ってほしいとのことなんですけど。」
3時間?
嘘ばっかり。
ばれないと思っているのか?
なんや、こいつ。
その後、詳しく上司に事情を説明すると、
上司は猛烈に怒り、電話がつながった状態でAを呼び、
説教をし始めました。
上司:「いや、もう本当に公務員でありながら、
このようなご迷惑をおかけして、
言葉がないです。
本当に申し訳ございません。
まだ、20歳で若いんで許してやってください。」
上司よ、若いからなんでもやって許されるってもんじゃないんだよ!
あなたの、その古い考えが部下に伝播してダメ人間量産してるんじゃないんですか!
若くても、常識ある行動ができる人はたくさんいますよ。
JJ:「○○は駐車場ないんで、これからは電車で来てくださいね。
当店のコンビニは、ご来店お断りいたします。」
上司:「すみません!皆に厳しく指導いたします。」
あんたには、指導は無理だよ。
20歳に嘘つかれてすでに舐められてるから。
この頃では、コンビニの駐車場にパーキングメーターが付いているところもあります。
少しくらいなら、コンビニも文句は言いません。
私は、遠方に行ってコンビニに駐車して離れる場合は
必ず、店員さんに
「近くの△△に行きたいんですけど、駐車場がないので
何分くらい置かせてください。
入り口の白いナンバー0000です。」
と断りを入れます。
まず、断られることはありません。
そして、帰ってきたときに、少し買い物をして、
レジでお礼を言うようにしています。
コンビニ店員さんも、無断駐車でイライラしなくてよいし、安心します。
元コンビニ経営者からのほんのすこしだけ
クルーさんのことを考えてほしいというお願いです。
車はどこで、傷つけられたんだろうね、本当に。
自分で車の管理も充分にできないのに、
長時間の無断駐車は危険だと思いますけどね。
車上荒らしに合わなかっただけラッキーだったよ、若者よ。