JJでございます。
新井監督就任してから、はや2年。
カープ、絶好調です。
今年、優勝したらどうしよう。
矢野監督時代、甲子園へタイガース×カープ戦カードを観戦に行きました。
その日はカープに敗戦して、なんとなく重い雰囲気のタイガースファンで
いっぱいの甲子園駅のホームでした。
神戸三宮方面行きの電車に乗ったのですが、
ドアが閉まる直前に、一人の若い女性が駆け込み乗車してきました。
赤いユニフォームを着ていました。
ドア付近はタイガースファンオンリーです。
その若い女性は、背が高く、瞳ぱっちりのモデルのような容姿でした。
ボトムはデニムのショートパンツにウエッジソールのヒールの高いサンダル、
茶色の髪は綺麗にカールしていて、チェーンのポシェットに
応援バットを手に持っています。
ネイルもデコラティブです。
なんか、すごーくいい匂いもしました。
このまま、クラブへ遊びに行っても大丈夫なファッション。
”おお、これが、今、噂のカープ女子か!”
”可愛い!”
と感動していたところ、
近くに立っていたタイガースのユニを着た男性が、
「ねえちゃん、どこの人?」
とカープ女子に話しかけました。
驚きながらも、カープ女子は
「広島でーす。」
と無邪気に答えていました。
「昔やったら、そんな恰好でこの電車乗れんねんで。
今日とか、袋叩きやで。」
と恐ろしい発言をしました。
近くにいたタイガースファンも全員が、
カープ女子に注目し始めました。
「えーっ、そうなんですかー」
カープ女子は驚きながらも可愛い仕草で答えました。
「あんた、どこ泊まっとるん?」
えっ、そんなこと聞いてどうするん?
「神戸でーす。」
「あんた、一人できたん?あんた、歳いくつ?仕事、何してる人?」
すごい個人情報聞き出そうとしてるんですけど。
タイガースファン、怖いよ。
「普通の会社員です。有給取ってきました。
こっちに住んでる彼と来る予定だったんですけど、
今日は仕事で、来れなかったんです。
明日は、一緒に来まーす。明日も勝ちますよー。」
「ふーん、彼氏おんのや。でもな!でもな!
明日は、カープ勝てんで!」
いや、なんか、カープ女子、責められてるんですけど。
そんなに、若い女子にムキにならんでもいいいやん。
この女子は無事に神戸のホテルまでたどり着けるのだろうかと
心配になりました。
その時に、はじめて”カープ女子”を間近で見ました。
近年は、広島戦に行くことがなかったので、
テレビで話題になっている”カープ女子”を見て、
”ああ、時代は移り行くのだなあ。”
と実感いたしました。
私は、高校生の頃からカープファンでした。
もう、約40年前の事です。
当時の後楽園によく応援に行っていましたが、
カープのファンの女子はとーっても少なくて、
男性ファンの割合が多かったです。
試合に負けると、酔っぱらったカープファンのおじさんに、
水道橋の駅近くでからまれたりしました。
私の個人的な印象ですが、当時は野球の応援に来る
女子はキラキラしたファッションの方はあまりいませんでした。
応援ユニ着てる方より、法被着てる方が多かったです。
お洒落な方もいらっしゃいましたが、
神宮球場とか、横浜スタジアムは、場所柄カップルのデートで
「たまには、野球見ようか。」
みたいな、軽いノリで来て、ちょっと見てから、
そのあとお洒落なお店でディナーみたいなのか?
お前ら?野球なめてんの?って方が多い感じでした。
現在はそういう感じの方よりも、真剣に応援されているファンの方がほとんどです。
野球観戦て汗かくし、本気で応援しようと思ったら、
ユニフォームも着て戦闘態勢に入らなければいけないし、
スカートやワンピース、ヒールの靴などは完全に無理です。
それでも、私が出会ったカープ女子は可愛くて綺麗だった!
贔屓の球団を真剣に応援するのであれば、
別に、お洒落してもいいし、デートならなおさら
綺麗にしたいよね。
今なら、その気持ちがわかります。
ちょっと、うらやましい。
しかし、57歳で更年期症状と戦いながら、観戦にゆく現在の私は、
ユニクロのドライメッシュTシャツ、ジョガーパンツ、
ナイキのスニーカーに
(球場の急こう配の階段を移動しやすくするために足に合わせてオーダーした)
トイレ用サコッシュを斜めに掛けて、(トイレ時間を短縮するためのグッズが入っている)
応援グッズ、背中に入れる何枚かのタオルと、着替え、
水分補給用のドリンクなどなど結構な大荷物です。
甲子園のタイガースファンは皆さん、荷物多めです。
やはり、愛情がこもった手作り応援グッズ所持率高いです。
カープ女子の可愛いポシェット一つでは、参戦できません。
昨年、今年のカープの善戦を見ていたら、
昔を思い出して、心の中でカープを応援してしまいます。
私のカープファン人生は大野豊投手の引退とともに、
幕を引きました。
ものすごーく淋しくて
大野投手のいないカープは考えられなくて
しばらくは、どこの球団も応援する気になれませんでした。
その後、大野投手がコーチになったりしたときに、
こっそり、ファンクラブに入ったりしていたのですが、
こぐまさんのタイガース愛が大きすぎて、
近年はずっと、一緒にタイガースの応援に行ってます。
タイガースファンの熱量もすごいですが、カープファンの熱量もすごいんです!
今年の5月にはじめて、愛媛の坊ちゃんスタジアムへ遠征して
スワローズ×カープ戦を見ました。
久しぶりに大勢のカープファンに囲まれて、
ヒートアップしてしまい、応援バット叩きすぎて、
次の日、腕と肩が痛くなってしまいました。
つば九郎の帽子チャレンジはやっぱり成功しなかった。
こぐまさんをカープファンに少しずつ洗脳する作戦遂行中。
つば九郎のかわいいユニもらいました。
さすが、グッズ売り上げナンバーワンだね。
”カープ女子”にはなれないが、
”カープ女子OG”にはなれるかもしれない。
ふふ。