JJでございます。
コロナが5類になり、街でマスクを着けている方も少なくなりました。
"マスクなんか、効果ないんだよ"とコロナ流行中も
メディアで否定的な記事もたくさん読みました。
それでも、マスクを多くの方が付けていたのは
心理的な効果もあったと思いますが、
飛沫感染等に関しては、ある一定の効果があると
思っていた方も多かったのだと思います。
私が、コンビニを経営しているときの出来事です。
コロナ流行前で、お客さまはもちろん、お店のスタッフが付けていることなど
ほとんどありませんでした。
ある11月の初旬でした。
深夜に3人組の若い男性が、毎週決まった曜日に来店されて、
アイス商品をかごにいっぱい買っていました。
3人のうち、1人の方はいつも、薄着で
冬でしかも、深夜で寒いのに半袖のTシャツ1枚だったり、
素肌が透けて見える薄いシャツ1枚でした。
体温が高い方なのかと思いましたが、瘦せていて
いつも、ガタガタ震えながら、アイスを選んでいます。
きっと、お部屋を暖かくされていたのでしょう。
そして、車も暖房をいれていたのでしょう。
ある日、会計をしていた時に、その薄着の方が
大きなくしゃみをされました。
その瞬間、私の顔に唾液と飛沫がかかり、
眼鏡にも、べったりと飛沫がかかりました。
連れの方が
「店長さん、大丈夫ですか。
おい、失礼やろ、寒いんやったら
車に乗っとれ!」
と気遣ってくれたのですが、私は
「大丈夫です。」
としか言えませんでした。
くしゃみをした本人は
「俺のくしゃみ、かかってありがたいやろ。」
などと、今では大問題になりそうな言葉を吐き捨て、
出てゆきました。
レジ終了後、トイレに行き、すぐに、顔と眼鏡を洗いました。
しかし、
2日後、朝、声が出ませんでした。
体温は37.7度ありました。
病院へ行き、薬をもらい、1日だけお休みさせていただきました。
1日だけです。
なんとか、37.2度くらいまで解熱でき、
2日目から、シフトに入りました。
そのような状態で仕事をするなどと、けしからんと
現在では、信じられないでしょうが、
当時は、私の仕事をできる人がおらず、出勤しました。
私は、すぐに使い捨てのマスクを、ドラッグストアで2箱購入し、
店のクルーさんに着けてもらいました。
私の風邪をうつさないようにするためというのが、
一番の目的でしたが、私のようにお客さまからウイルスをもらっては
大変だと思ったからです。
私は、ゆっくり休息を取れないこともあり、
風邪が全快するのに、約1ケ月かかりました。
ずっと、風邪薬と解熱剤とのど飴を摂取して、
胃腸の調子も悪くなり、身体はボロボロでした。
その間、クルーさんにはうつりませんでした。
冬中は、クルーさんの希望もあり、私の風邪が治った後も、
全員でマスクを着けていました。
結局、マスクを着けていた方が、いろいろと都合が良いという事で
当店は、いつも、全クルーがマスクを着けている店になりました。
お客さまは、コーヒーを淹れるときにも、
「清潔でいいね。
コーヒー淹れてもらってるときに、喋ったりすると
なんか、唾とか入りそうで嫌なんだよね。」
という方もいらっしゃり、
"清潔な店"として認知され始めました。
来店客のコーヒーの購入率は地域で一番でした。
結局、コンビニを辞めるまで、一度も私もクルーさん達も
風邪をひくことはありませんでした。
その経験から、マスクはある程度の効果があると
私は信じています。
今年は、コロナに罹患してしましましたけどね。
また、いろいろな感染症が次から次へと流行してきて、
マスクをしていて、安心なのであれば、
マスクをしていても良いと思います。
ある取引先の方は早くに、マスクを外されていて、
いつも私に、
「お風邪ですか?」
「花粉症ですか?」
「まだ、マスクしてるんですか?」などと
マウントを取ってきていました。
先日、お会いするとマスクをしていたので驚きました。
私は何も言いませんでしたが、
「コロナとインフルに家族みんな、かかってたいへんなんですー。
やっぱり、まだ、マスク要りますよねー」
とおっしゃってました。
まあ、いろいろな考えがありますよね。
他人を思いやる優しい心を常に持ちたいものです。