JJでございます。
かれこれ、チラシを作って約30年ほど経ちます。
最初は、A4のコピー用紙に手書きで描く手作り感満載のものでした。
それから、ワープロを使うようになり、
現在は、パソコンで結構、綺麗なカラーのチラシが作れるようになりました。
売りたいものによっても多少の違いはあるのですが、
長年にわたってチラシを作製してきて、
社会やお客さまの購買動向が変化しても、
一定の法則があることがわかりました。
チラシは商品の紹介であり、
買ってほしいために、作成するのですが、
お客さまは、商品のカタログやHPに掲載されている情報などは
チラシに求めていません。
チラシと言っても、いろいろな種類があります。
初めのころは、まだ、インターネット等が普及していなかった時代でしたので、
商品の、より詳しい情報やレアな情報を掲載すると、
お客さまの反応が良い時代でした。
私は、管理職や経営者になっても、
常に店頭に立ちます。
ひと昔前の言葉で言うと、
"現場第一"といったところです。
自分でお客さまと対峙しないと、解らない分析方法があり、
お客さまから教えられること、ヒントをいただけることがとても、多いからです。
アナログな人間です。
メーカーが発信したい情報と、お客さまが知りたい情報は
乖離していることが多々あります。
うまく、商品のお客さまのニーズを分析できて、発信できたときには、
チラシの持つ力が倍増します。
パソコンでプロが作った綺麗な整ったチラシを好む方、
手書きの字やイラストが満載のマニアックなチラシを好む方、
お客さまの好みは多様です。
自宅のポストの投函されるチラシを見るのも好きです。
数年前に「試乗しました」
というシリーズで車の紹介チラシをパソコンで作っていたのですが、
私の手作り感満載のチラシを持って、お客さまが
「この車ちょうだい。」
と来店された時には、心臓が飛び出るほど嬉しかったのですが、
とても驚きました。
家電販売のときにも、
チラシを持参して
「この商品、ください。」
と来店された方が何人かいらっしゃって
「商品見なくていいですか?」
と逆に焦ったこともありました。
コンビニ経営時代にも、
チラシを作ってレジ袋に入れてました。
コンビニで新商品の紹介やフェアのチラシをもらうのは
あまり無いと思うのですが、私は毎週作ってました。
お客さまが珍しがって、店頭や店外で見てくれると嬉しかったです。
チラシに掲載したものは、売り上げが良くなります。
チラシを配るときには、小さくコンパクトにしない方が
読んでいただける確率が高くなります。
PP袋に入れて手紙風にしてみたり、
くるっと巻いて可愛いリボンをつけてみたりと、
いろいろな形態で試しましたが、
捨てられることが多かったです。
チラシは
「邪魔になる」
のが一番です。
小さく折りたたんだりするとそのまま、すぐに
捨てられます。
お客さまは興味がないものには、時間を割いてくれません。
レジ袋の一番上に入れて、
「新商品のお知らせ、入れたんで時間あったら見てくださいね」
等、一声かけると
一目でも見ていただける確率がぐーんと上がります。
そのあと、捨てられたとしても。
「チラシの商品、どれ?」
いつも、お客さまのその一言を待っています。
チラシ、工夫して創るのって、
楽しいです。
しかし、難しいです。
"売る人は買う人"
いつも、意識しながら作ってます。