売る人は買う人

JJでございます。

大学時代に販売のアルバイトを始めてから、

長い間、販売接客業をしております。

私が、いつも意識していることは、

“売る人”だけになってしまわないことです。

“物を売る”という職業をずっと続けていると、

自分が買う人になった時に、店頭で買い物で

自分が消費者となって、スーパーでものを買う時にも

まず、”この材料でこの分量って原価いくらだろう?” 

“発注単位いくつだろう?この賞味期限だと廃棄多そう。”

とかから始まり、店内の余計なお世話なことばかり考えてしまうのです。

また、

“今日、このレジの人不機嫌だな、何かあったのかな。”

“新人さんだ、後ろにいる先輩よ、もっと詳しく教えてあげればいいのに。”

“店長、顔色悪いな。体調不良かな。”

“この店員さん、商品のこと、あまり詳しくなくて頼りない。”

とか、他人の会社の人事までずーっと心配してしまいます。

“買う人”は少なからず、このようなことを売場で考えることがあると思います。

“売る人”もどこかでは”買う人”です。

“買う人”の時には、”売る人”では気付かないことが色々とわかります。

私も”売る人”の時には”買う人”にこのように見られているのかな

と気付けるようになりました。

販売のアルバイトを始めたころは、

覚えることが多く、初めて経験するシチュエーションが毎日で、

とにかく、”売らなければ!”と”売る人”一筋になっていました。

経験を積んで余裕が出てくると、

商品の良いところばかりを並べた立てたセールストークよりも、

自分が”買う人”になった時のことを想定してお客様とお話しする方が、

成約率が高いことに、気付きました。

買っていただいた後に、お客様と良好な関係を築けることも多くなりました。

上手く表現できませんが、

“売りたい”という感情を少し抑えた”買う人”の私が

接客中の”売る人”な自分とお客様をドールハウスの中にいると見立てて、

外から、覗きながら”売る人”な自分を監視している感じです。

常に、冷静さを保ち、物事を公平に見て会話をしようと努力している感じです。

“売りたい人”を悟られないようにしています。

当たり前のことなのですが、自分で今の売り方を築くまでには、

たくさんのお客様との出会いがありました。

もう、会えないお客様も、毎日、会えるお客様も、

どこにいても、毎日、小さな喜びを感じられますように。

こぐま

こぐま夫婦です。夫こぐま:大学卒業後、某家電メーカー20年勤続後、早期退職。某コンビニチェーンのオーナーを経て某自動車メーカー勤務。妻JJ:大学・専門学校卒業後、不動産会社勤務→某家電販売チェーン地域店舗統括マネージャー→コンビニチェーンオーナー→オーガニック加工食品販売会社経営。毎日の出会い、小さな幸せを大切に生きています。

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